初めて歌舞伎を見に行った 

生まれて初めて銀座の歌舞伎座に歌舞伎を見に行ってきました。

10月大歌舞伎の第三部 演目は 松竹梅湯島掛額 と 喜撰 であった。

演目はとても面白かったのでこれからも行きたいと思っています。

今回は初めてで、しかも一人で行ったので失敗もありました。

私みたいな人も多いと思うので失敗談を書いておこうと思います。

 

1.チケットの買い方   (座席の買い方)

私はチケットWeb松竹から購入しました。

www2.ticket-web-shochiku.com

 

初めてのことでもあり、手頃な5000円席(3階A席)を購入しました。

座席は次の3つの方法から選択できます。

1.自動選択

2.ブロック選択

3.座席選択

私は1.自動選択 でチケットを購入しました。これが大間違いだったのです。

 

歌舞伎座は次のようなレイアウトになっています。f:id:runrunalways:20211031144034j:plain

自動選択で指定された座席は 3階西の13番 です。

上のレイアウトの 西 という文字がある金色マークが縦に並んでいるあたりです。

このレイアウトだけからみたら舞台も花道も問題なく見えると思いますよね?

違うんです。3階西 という座席は全く花道がみえません。舞台の左側も全く見えません。座席から身を乗り出しても見えません。

困ったことに登場人物が最初に入ってくるのは全て舞台の左側か、花道なのです。

しかも左側でセリフを長々としゃべっていることが多いのです。1階あるいは2階/3階の中央席あたりに座っている人は左側を向いて見ることができます。しかし、私の場所は全く見えずに声だけ聴いているという残念な結果になってしまいました。

 

座席を選ぶのであれば絶対に東側にすべきです。

 

レイアウト図の 東 という文字がある金色マークが縦に並んでいる場所であれば同じ値段にも関わらず花道と重要な舞台左側を全て見ることができます。右側を見ることができなくなりますが、左側が見えなくなるより被害は少ないです。

最初座席に座った時、『西側は人がいなくてなぜ東側が多いのか?』と不思議に思っていました。開演してその理由がわかりました。

 

2.途中休憩は20分

松竹梅湯島掛額の舞台は2つの場面から構成されていました。一つはお寺の中の場面、もう一つは雪の降りしきる火の見櫓の場面です。その場面の切替に10分程度要します。その間トイレ休憩に行くことができます。そして火の見櫓の場面が終わり皆さん座席をたってどこかへ出かけます。そこで私は勘違いしました。第三部の演目が全て終わり、皆さん帰宅するのだ、と思ってしまったのです。私もさっさと帰ってしまいました。しかし、よく考えてみると 喜撰 という演目はまだ見ていないのではないか? 

そうです、私が終了と勘違いしたのは 松竹梅湯島掛額 が終わって途中休憩の20分が始まった時だったのです。 喜撰 を見ずに帰ってしまったということになりました。残念。

途中休憩の20分と舞台の切替に要する幕間を間違えないようにしましょう。

 

3.音声ガイドは邪魔

初めてのことでもあり、舞台が理解できないのでは?と思い、音声ガイドをレンタルしました(750円)。役にたったのは演目のあらすじを紹介してくれたところだけでした。あらすじを知ってしまえば、あとは舞台を見ていれば理解できます。舞台をみながらイヤフォンから音声が流れると邪魔です。舞台に集中できなくなります。

あらすじはインターネットで知ることができます。歌舞伎のセリフは確かに分かりずらい箇所もありますが、流れから理解できます。日本語が分かるのであれば音声ガイドは不要と思います。

 

こんどは失敗しないように歌舞伎を楽しみたいと思います。

 

それではまた、明日が今日より良い日でありますように。

以上